施設長の役割
施設長が能力を発揮することを期待されるのは、施設全体に関わるような大きな方向付けをする場合でしょう。
中でも1番大きな課題のひとつは、介護施設における「労働環境の整備」です。
介護職員が働きやすい職場作りを目指して、残業時間をなるべく削減するように業務そのものの見直しを図るような施設長もいれば、一度タイムカードを押して、それ以降も現場に戻るように指示して、長時間にわたってサービス残業を強制するような職場の雰囲気づくりを推進する施設長もいるのが現実です。
このように本来厳しいとされる介護施設の労働環境を積極的に改善しようとしているのか。
それとも、逆にもっと厳しさを追求する方針であるのかを見極めることが介護施設への転職を考える上でとても重要なことになります。
このように介護施設によっては施設長のポジションというのは微妙に違うので、その見極めが極めて重要になるのです。
施設長のタイプによる労働環境の差
現場で直接働くような施設長もいれば、管理職として現場全体をコントロールするような施設長もいます。
この立場の違いによっても組織運営に大きな違いが出てきます。
職場の労働環境を積極的に改善しようとする熱意あふれる施設長がいたとしても、管理職としての裁量権がなく何一つ決定することができなければ、本当に職場改善が出来るとは限らないのです。
一方で、志が低く情熱がない施設長であっても、管理職として十分な裁量権があり職場環境を改善できるということもあります。
いわゆる宝の持ち腐れになってしまうパターンです。
裁量権があるのに職場環境改善する意志がないので、いつまでたっても現場の労働環境は改善されないのです。
その状況を見かねて施設長に意見を提出したとしても「現場の裁量権を持っているのは自分だから、現場のことは自分が決めるのでいちいち意見してくるな」と言われ一向に職場環境が改善されないということは大いにあり得ることなのです。
つまり、施設長の考え方と裁量権の関係によっては現場で働く人の要望は受け入れられることがなく、職場環境は改善されず、虚しさを味わうということになってしまうのです。
組織として機能しているか
こうならないためにも、施設長の権限が明確になっているかという点を確かめることが必要です。
また、施設長以外にもその上の役職である管理職がどのような考え方を持ちどのような裁量権を持っているのかを確かめることも重要になってくるでしょう。
施設長と管理職は二人三脚であり、施設長と介護現場の管理職の2人の能力と人間性が介護施設の雰囲気づくりや労働環境作りにとても大きな影響を及ぼすということなのです。
この点をよく確認した上で転職を目指す介護施設を選択すべきなのです。
転職に最適な介護施設を探す方法
しかし、面接のときに、「施設長はどんな人ですか?」なんて聞けません。
もしかすると、施設長が面接官かもしれませんので、本人に人柄を聞くなんてナンセンスです。
そんな場合はどうすればいいのでしょうか?
「介護職専門の転職サイトの活用」をおすすめしています。
介護職専門の転職サイトなら、各介護施設の裏事情までバッチリ教えてくれます。
もちろん、施設長の人間性やそこで働く人達の人間関係まで、すべての情報を与えてくれますので、安心して転職活動ができるのです。
もし本当に納得した転職がしたいのであれば、是非、介護職専門の転職サイトを使ってみてください。

