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介護の人事考課と教育・研修の問題点

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教育

介護現場の人事考課の実態

介護保険制度が導入されてから、介護施設でも人事考課を行うところが増えてきています。

しかし、その人事考課は、一般企業に比べて制度そのものが劣っている場合が多いといえるかもしれません。

むしろ、人事考課とは名ばかりで、現場の介護職員を困惑させ、管理職を悩ませてしまい、介護施設全体が疲れ果ててしまうと言う、いったい何のための人事考課なのかが分からないような仕組みになっている場合が少なくないのです。

一方で、その数は少ないながらも、介護現場の知恵を結集して、介護現場にふさわしい専門的な人事考課をやっている施設もあるのです。

もしあなたが介護施設への転職を考えているのであれば、「人事考課と人材教育」を1つのポイントにしてみると良いかもしれません。

介護現場に侵食する人事コンサルタント

そもそも介護施設に人事考課が普及し始めたのは、経営コンサルタントが介護施設に対しての人事考課を有望なビジネスとして捉え、積極的に売り込んだからと言われています。

もちろん、介護の現場が積極的に人事考課の導入を望んだわけではありませんし、管理職が必要と考えた訳でもないのです。

単純に介護をビジネスとして捉えたコンサルタント(ビジネスマンたち)が自分の成績を上げるために介護の現場を市場として捉えただけのことなのです。
そのため、当初介護施設に導入された人事考課は一般企業のものを流用したものでした。

一般企業向けの人事考課を流用しているので、介護施設にはふさわしくない評価項目があったり、介護職員には意味が分からない評価制度があったりしたものです。

そして、介護施設の経営者は人事考課の導入により、人件費削減を目論みましたが、このように介護施設にさわしくない人事考課であったため、結局はその目的が達成されることはありませんでした。

しかし、一度始めてしまったために、なかなかやめることもできず、未だに意味不明な運用が続いているというのが実態なのです。

まったく無駄という他ありません。

介護現場での人材教育

人材教育

この人事考課と合わせて行わなければならないことに「人材教育」があります。

人事考課で介護職員を評価して、正しい組織運営に向けた人事制度を実施していくことが大前提にありますが、その一方で人材育成がおざなりになっているケースも多いのです。

この人事考課と人材育成は一体となっていなければいけないはずですが、形だけ人事考課を導入し、人材育成がないがしろにされているというケースが本当に多いのです。

これでは、「仏作って魂入れず」の状態になるのです。

介護現場の教育に関する問題点

介護現場は、一般的な企業とは異なり、交代制勤務であることが教育の実施の妨げになっています。

また、訪問介護職員に対しては教育研修の時間が設定しにくいという問題もあります。

さらに、人の入れ替わりが多く、教育が追いつかない。教育を受けた人がすぐ辞めるため、経営側が教育の継続を断念してしまうケースもあります。 

慢性的な人手不足もあり、教育を受けてから仕事に就くという時間的ゆとりがない、職種が多く、経験年数や社歴で並んだ人的構成になっていないなどの理由から、ターゲットを絞った効率的な教育が出来ないという現実もあるでしょう。

また、教育の体系的な拠りどころがないことから、専門的知識や技術が必要な業務にも関わらず、生活支援や身体介護業務などで、ひと通りのことが出来ているように見えるため、教育を受けさせるタイミングに迷うという事情もありそうです。

教育体制の未整備

介護施設側の経営的余裕の問題もあります。

前述の通り、慢性的な人手不足なので、教える側の量的、質的な人材の確保ができない。

さらに、金銭的な理由から、作業マニュアルなどの教育ツールが整備できない。

先輩から後輩への教育文化がないため、チューター制度、シスター制度、OJT、SDSなどの指導体制の導入ができないのです。

このように、教育の結果が客観的に評価され、人事考課や処遇等の人事制度に結びつくものになっていないため、それぞれがリンクしておらず、一貫された仕組みが作られていないのです。

結局、介護は「人」という現実

介護は人です。これが介護業界の共通認識であることは疑いようがありません。

しかし、現在の介護業界は、人を重視してるとは思えません。むしろ「介護は建物」という状況が多く見られるのです。

その一例は「ユニットケア」ではないでしょうか。そのおかげで、介護現場のマイナスだけがクローズアップされることになり、若者が就職先として介護業界を避けるようになってしまいました。

そして、介護現場から若い人が消えてしまったのです。

そのため介護現場では常に慢性的な人材不足になっており、人を教育するどころか、採用すらできないという悲惨な状態が続いているのです。人事考課と人材教育が完全に裏目に出ている状況なのです。

このような状態を避けるために、採用した人材を上手に育てようという方針の介護施設であれば、働きがいを感じながら勤務することができるでしょう。

「介護は人」を実践している介護施設も存在しているのです。

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