介護現場の人材育成
介護施設の人材育成には、施設の中で行う研修と外部が提供する研修の2つがあります。
いわゆる、OJTとOFFJTです。
外部が提供する研修は、介護施設が所属する団体が窓口となって提供しているようなものもあれば、民間の研修専門会社に申し込むものもあります。
また、ユニットケアのリーダー研修のように研修そのものが義務づけられているものもあるのです。
介護の業界団体が提供する研修
介護の業界団体が提供している年間の研修テーマを見てみると、その研修を主催している業界団体が本当に人材を育てようとしているのか疑問を感じてしまうプログラムが並んでいることに気づきます。
つまり、研修そのものを行うことが目的となっており、人を育てようという気があまりないのではないかということです。
本当にこんな研修って意味があるの??というものが多いのです。
本当に人が育つような体系立てた教育プログラムが提供されていないというのが現実なのではないでしょうか。
そのような研修の講師の話は、ほとんど中身がなく、まったく役に立たないと言ってもいいかもしれません。
研修に参加している介護職員が文句を言わないだけで、その研修レベルは恐ろしく低いと言っても過言ではないはずです。
問題点は「高度な研修の欠如」
さらに、介護技術の入門コースのような研修ばかりで、ある程度の経験を持った介護職員や管理職レベルが受けるようなレベルの研修がほとんどないというのも問題です。
もちろん、管理職用の研修もあるにはありますが、実際には管理職が集まってグループワークを行い、お互いの介護施設の問題を言い合って、それをレポートにまとめて発表する程度の研修です。
これでは管理職のスキルが向上するとは思えません。研修としてはあまりにお粗末であると言えるのではないでしょうか。
介護施設オリジナルの研修
実際介護施設の中には、こういった状況を憂いて、疑問や危機感を持ち、オリジナルの研修を実施しているところもあります。
新入職員向けの基礎的な介護知識を取得するような研修、その後もフォローアップ研修、さらに中堅職員を対象とした研修など、様々なプログラムを用意しているところもあるのです。
確かに介護専門職員として、長期的な戦力を育てていこうというのであれば、やはり自前の研修があってしかるべきでしょう。
そして、その研修が、介護職員の評価制度と一体となっていることが望ましく、それにより介護職員のモチベーションが向上されるのであれば最高の制度と言えるでしょう。
外部の会社が提供する意味のない研修はそろそろやめにするべきではないでしょうか。
自分の介護施設の職員をどんな人材に育てたいのかというビジョンを持ちながら、施設としての目標を明確にして、それに合った人材が育つような事前の研修プログラムを持つことが合理的なはずです。
それがその介護施設の誇るべき伝統となって、いずれは蓄積されたノウハウとして、施設の武器となっていくというのがあるべき姿だと思うのです。
介護施設における人材教育は非常に危険な状態であるといってもよいと思います。その状態に危機感を持ち、オリジナルの研修プログラムを持っているような介護施設であれば、転職先としては最適だと思われます。
その人に合ったキャリアビジョンを描き、それに沿った人材教育をしてくれるに違いないのですから。
研修プログラムのない介護施設は衰退する
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